首の痛みでお困りの方へ
こんにちは!敦賀市のみしま整骨院 院長の宮本です!
当院には敦賀市内外から、首の痛みで来院される方も多くおられます。
今日は実際に首の痛みで来院された患者さんを例に、首の痛みが出る原因などをお話ししていきたいと思います。
前回の腰痛のお話しのときにも言いましたが、「首の痛み」と一言で言っても原因や疾患は様々です。
頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、頚髄症、頚椎症性神経根症など様々な疾患がありますが、今回も疾患名に絞らず、首の痛みが出る人に共通している動き(特に上を向く動作で痛みが出る人)からご説明していきたいと思います。
首の痛みの患者さん
Aさんは20代の男性で、普段デスクワークが中心で、以前から肩こりなどを感じることも多かったそうです。
来院される少し前から上を向く動作で首の痛みを感じるようになり、当院へ受診されました。
実際に上を向いてもらう動作をしてもらうと、上を向ききる途中で首の痛みが出現していました。
また姿勢も少し猫背気味となっており、背中や肩甲骨周りの筋肉も固まっている状態となっていました。
首の痛みが出る人の共通点
上を向くときに首の痛みが出る人に共通していることは、【首の関節しか使えていない】ということです。
首を動かすのだから、首の関節は動いて当然でしょ?と思われた方もおられるかもしれません。
上を向くとき、もちろん首の関節は動くのですが、それに伴って背中や肩甲骨・鎖骨といった周りの関節や筋肉も連動して動きます。
首の痛みが出る人に共通していることは、これら首のまわりの関節や筋肉の動きが悪くなり、首の関節だけで動作を作り出し過剰な負担をかけているということです。
実際にAさんも上を向いたときに胸の前の骨が下を向いています。(垂直気味になっている)
本来、上を向いたときは胸の前の骨は上方向に傾く必要があります。
つまりAさんの場合、首そのものは上を向こうとしているのですが、その下にある土台となる体幹は下方向を向いており、首が向きたい方向と逆を向いてしまっています。
治療後は首が上を向くときに胸の前の骨も上方向へ傾き、首と連動して動くようになっているのがわかると思います。
首が痛くても実は首そのものに原因はなく、首のまわりの関節や筋肉が痛みを作り出す原因となっている場合もあります。
まとめ
本日は首の痛みの原因について実際の患者さんを例にお話ししました。
痛みのある箇所に原因がある場合ももちろんありますが、実は違う場所に原因が潜んでいることも非常に多いです。
これは首の痛みに限ったことではなく、腰痛や膝痛などにも同じことが言えます。
「痛いところをマッサージしているけど良くならない」
そんな方は実は違うところに原因があるかもしれませんので、お近くのカラダの専門家に相談してみましょう。