ギックリ腰の患者さん
5月に入り、敦賀市も暑い日も増えてきましたが、朝晩は少し冷えるなど体調管理が難しい時期ですね。最近はそんなことも関係あるのか、敦賀市内に限らず美浜町や若狭町などからもギックリ腰で来院される方が非常に増えています。
本日は最近ぎっくり腰で来院された患者さんの状態・経過を踏まえご紹介したいと思います。
ギックリ腰を発症
敦賀市内在住の30代男性で、重い器具を下から持ち上げたときに腰を痛めてしまい、当日に当院へ受診されました。
来院されたときは一人で歩くことはなんとか可能でしたが、体を前に倒したり、寝返りといった動作が痛みのため困難となっていました。
また椅子に座っているだけでも痛みがあり、じっとしていられないといった状態でした。
問診で姿勢や骨盤をみていくと・・
問診で腰痛の箇所を細かくみていくと、骨盤のあたりに痛みが出ていました。
一般的に腰痛というと、骨盤より少し上の腰椎と呼ばれるところに痛みが出ることが多いと言われていますが、今回は仙骨と腸骨と呼ばれる骨で構成される仙腸関節という関節で痛みが出ていました。
あまり馴染みのない名前かもしれませんが、私の経験上、仙腸関節が原因の腰痛は非常に多いと感じています。
この方の姿勢や骨盤などのバランスをみていくと、骨盤が後ろに倒れ背中も丸くなっている姿勢となっていました。(スウェイバック姿勢とも呼ばれます)
更に骨盤が内側に閉じており、仙腸関節が離れるようなストレスがかかる状態となっていました。
ある筋肉が腰痛の原因になっていた
骨盤が内側に引っ張られる原因としては様々なことがあげられますが、検査していくとある筋肉が特に関与していることがわかりました。
それは太ももの前にある縫工筋という筋肉です。
腰(仙腸関節)が痛いのに太ももの筋肉?そう思った方もいるかと思いますが、この縫工筋と言う筋肉は骨盤から膝下まである筋肉です。
そしてこの筋肉が固くなったり、まわりの筋肉とうまく動かなくなってしまうと骨盤を内側に引っ張ってしまいます。
今回の患者さんもこの縫工筋を緩めるアプローチをすることで、骨盤の位置も修正され腰痛も軽減するような反応がありました。
当日、翌日と続けて施術させていただき、現在は腰痛も落ち着き元気に動けるようになりました。
しかし縫工筋が固くなった原因としては普段の姿勢やカラダの使い方が良くないことが原因として考えられます。
腰の痛みが良くなったからと言って、今までと同じ姿勢・カラダの使い方を続けると再度ぎっくり腰になる可能性があるため、再発予防のためストレッチや正しいカラダの使い方を覚えていくことが重要です!
まとめ
今回はぎっくり腰になった方の一症例をご紹介しました。
腰痛の原因としては、今回の方のように痛めた場所以外のところに原因があることが非常に多いです。
そして腰痛を軽減させたり、再発しないようにするためには普段の姿勢やカラダの使い方、ストレッチなどが重要になります。
「腰のマッサージをしているけど良くならない」
そんな方は痛みのある箇所以外のところに原因があるかもしれませんので、姿勢やカラダの使い方を専門家に一度みてもらうことをオススメします。
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みしま整骨院
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